本記事では『TicWatch Pro 5』をレビューしています。このスマートウォッチを買うべき人、逆に買っては行けない人はどんな人なのか。スマートウォッチを5台以上レビューしてきたランニング好きの筆者が独断と偏見で写真多めで解説していきます。
スマートウォッチもこのブログでいくつかレビューさせてもらっていますが、スペックや機能は2023年6月時点でいままで最高のスマートウォッチです。
『TicWatch Pro 5』をしばらく使ってみて感じた感想と概要、どんな人にオススメなのかを本記事でお伝えします。
いきなり結論ですが、『TicWatch Pro 5』がオススメなのはこんな方です。
Androidスマホユーザーで、高性能&多機能スマートウォッチが好きなビジネスマンの方
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まず最初に注意点ですが、iPhoneでは使えません。(iOS用アプリがないため)そして、本格的にランニングしている方にも向いていませんので、これらに属する方は別のスマートウォッチを探したほうが幸せになれます。
ただ、スペックや機能、見た目は非常に魅力的なスマーウォッチなので、このあたりを重視される方には非常におすすめです。
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僕と同じような「Androidユーザーガジェット好きサラリーマン」にはブッ刺さる要素満載なので、ぜひ本記事を参考に購入を検討してみてはいかがでしょうか。
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それでは具体的にどこが良くてどこが惜しかったのかを実機の写真をふんだんに盛り込みながらじっくり解説していきます。他モデルとの外観の比較もあります。
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本記事はサンプル品を提供いただき作成していますが、内容に関する指示は一切受けておらず、使ってみて感じたことを忖度なく素直に記事にしています。
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- 高スペック&高性能で快適な動作を楽しめる
- 驚異的なバッテリー持続時間
- ワークアウトのボタンでのスタート・ストップができない
- Androidのみ対応でiOSでは使えない
TicWatch Pro 5 の概要
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『TicWatch Pro 5』は北京に本社を置く「Mobvoi」が製造・販売するスマートウォッチです。
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高スペックかつ多機能で、外観は非常にシンプルかつシックなスマートウォッチ。
一般的なスマートウォッチと比較したときに、特徴的なポイントは以下の4点です。
- Waer OS 搭載スマートウォッチ
- 2層ディスプレイを搭載
- SoCに Snapdragon W5+Gen1 を搭載し、快適な動作と驚異的なバッテリー持続時間を両立
- GPSはもちろん、コンパス、気圧計、心拍センサー、SpO2センサーなど、多くのセンサーを搭載
2023年6月時点ではAndroidのみ対応しているため、iPhoneユーザーは使用できません。
ただ、Andoroidユーザーであれば『TicWatch Pro 5』を使ってスマホから発信・通話することも可能ですし、LINEの返信をしたり、Google Payを使った支払いをすることも可能です。
スペック
前モデル『TicWatch Pro 3 Ultra GPS』と比較してみました。
モデル名 | TicWatch Pro 5 | TicWatch Pro 3 Ultra GPS |
---|---|---|
SoC | Snapdragon® W5+Gen1ウェアラブルプラットフォーム | Qualcomm Snapdragon Wear 4100 Platform and Mobvoi dual processor system |
メモリ | 2GB | 1GB |
ストレージ | 32GB | 8GB |
ディスプレイ | 1.43“ 466 x 466 326ppi フルカラー常時オンディスプレイOLED+超低電力ディスプレイ | 1.4“ 454 x 454 326ppi Full Color Always On Display AMOLED + FSTN |
無線 | Bluetooth 5.2, Wi-Fi: 2.4GHz | Bluetooth 5.0, Wi-Fi:802.11b/g/n |
GNSS (測位システム) | GPS+北斗+グロナス+ガリレオ+QZSS | GPS+Beidou+Glonass+Galileo+QZSS |
センサー | 加速度センサー、ジャイロセンサー、HD PPG心拍センサー、SpO2センサー、皮膚温度センサー、低遅延オフ- ボディセンサー、気圧計、コンパス | 加速度センサー、ジャイロセンサー、心拍センサー、SpO2センサー、装着センサー、気圧センサー |
防水性能 | 5ATM、オープンウォータースイム/MIL-STD-810H | IP68, MIL-STD-810G |
バッテリー容量 | 628mAh | 577mAh |
その他機能 | NFC(Google Pay)、マイク・スピーカー搭載、バイブレーション | NFC(Google Pay)、マイク・スピーカー搭載、バイブレーション |
OS | Wear OS by Google | Wear OS by Google |
本体素材 | ケース:ステンレス、7000シリーズアルミニウム、高強度ナイロン、グラスファイバー ガラス:コーニングゴリラ指紋防止カバーグラス バンド:固形シリカゲル(交換可能) | ケース:ステンレススチール + 強硬度ファイバーグラスナイロン ガラス:指紋防止加工ゴリラガラス バンド:フッ素ゴム(脱着可能) |
大きさ | 本体:50.1(H) x 48.0(W) x 12.2(D) mm バンド幅:24mm | 本体:47(H) x 48(W) x 12.3(D) mm バンド幅:22mm |
重さ | 44.3g | 41g |
カラー | 黒曜石色 | シャドーブラック |
この『TicWatch Pro 5』は非常に動作がなめらかでストレスフリーなのですが、それもそのはず。
まず、プロセッサーはクアルコムの「Snapdragon W5+ Gen 1」を搭載。22年の7月に発表された新しいプロセッサで、前世代の12nmから4nmに変更されたことにより、消費電力が半減しているにもかかわらず、処理性能は2倍になっています。バッテリー容量も増えているので、バッテリー持ち時間もかなり伸びています。
さらにメモリも2倍、ストレージについては4倍の容量に増えており、かなりスペックが強化されています。
詳細スペックはメーカー公式サイトでご確認ください。
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外観
『TicWatch Pro 5』の外箱は縦長形状。
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内容物はこちら。
- ウォッチ本体
- 充電ケーブル
- クイックスタートガイド
- 注意書き
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では本体の外観をじっくり御覧ください。
外観はブラック一色で統一されており、ベゼルにも目盛りなどの装飾が一切ないのでシンプルで洗練されたイメージです。
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ツヤのあるステンレスベゼルとマットなアルミケースがバランスよくまとめられたデザインです。美しい…。
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超低電力ディスプレイは光の当たり具合によって見え方が変わります。
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もちろんバックライトによって見えやすくすることも可能です。
バックライトの色は18色から選べるので、好みの色に設定できます。
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左側面にはボタンやリューズはありません。
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ベルト部分も非常にシンプルなデザイン。
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右側の背面部分には充電用の金属端子が見えます。
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右側面にリューズとボタンが一つずつ配置されています。リューズはボタンも兼ねており、さらにリューズを回すことによるスクロール機能も今回搭載されています。
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リューズにはアクセントとして赤いリングがあしらわれており、スポーティーな印象を醸し出しています。
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ステンレスの光沢が非常に美しいです。
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背面には先程の充電用金属端子と、中央には各種センサーが埋め込まれた皮膚との接触部分が配置されています。
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充電は付属の専用充電ケーブルで行います。マグネット式になっていて、パチっとくっついてくれるので簡単です。
ちなみにケーブルは先代の『TicWatch Pro 3 Ultra GPS』のケーブルも使用可能でした。
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スマートウォッチの良さの一つが、ウォッチフェイスを自由にカスタマイズできることですよね。
今回、このようなシンプルでおしゃれなウォッチフェイスも標準で内蔵されています。
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ウォッチフェイスによっていは、色も自由にカスタマイズできるものもあり、その日の服に合わせたり、気分によってカスタマイズしたりといろいろな遊び方が可能です。
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常時表示モードのときに有機EL表示にするか、超低電力モードにするか選択できるのですが、超低電力モードにしていると普段はこのような感じになります。
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ちらっと時計に目をやって時間を確認するぶんには、超低電力モードでも十分。
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大きさと重さ
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バンドを含んだ重さは実測値で63.56g。持ってみた印象としては、「大きさの割に軽い」と感じました。
大きさは、本体:50.1(H) x 48.0(W) x 12.2(D) mmとなっており、このレンジのスマートウォッチとしては標準的な大きさです。
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度のモデルも表示領域もほぼ一緒です。
ディスプレイの視認性
ディスプレイの視認性は非常に良いです。室内では両モード共に全く問題なく確認できます。
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屋外でもしっかりと確認できるほどの明るさです。こちらはランニング中の画面表示。
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ウォーキング中の画面もしっかり確認できます。
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超低電力画面も問題なく確認できます。
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バックライト機能も搭載しているので、暗い場所でも全く問題ありません。
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操作性
操作は物理的なボタンとリューズ、そしてディスプレイのタッチによって行います。
上のボタンを押すと、直近で使用したアプリの履歴が8個まで表示できます。
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リューズを押すとアプリの一覧が表示されます。
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そのままリューズを回転させることにより、一覧をスクロールさせることができます。先代の『TicWatch Pro 3 Ultra GPS』ではこの機能はなかったので、これは嬉しいですね。
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リューズによるスクロールが可能になったことにより、例えばマップ表示の拡大縮小が非常にスムーズにできたりと、操作に関してはかなりの恩恵を受けられるようになりました。
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上から下にスワイプするとクイックアクセスメニューを表示できます。ここから設定に入ったり、通知音やマナーモードの変更を行うことが可能です。
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逆に下から上にスワイプすると、スマートフォンの通知をウォッチで確認することができます。
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右から左にスワイプすると、天気やその日一日の活動量、心拍、その日の予定などをを切り替えて表示可能です。
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左から右にスワイプすると、逆から見れます。
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ディスプレイを長押しするとウォッチフェイスの変更が可能です。
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インストールされているウォッチフェイスから簡単に選択して表示を変更可能です。
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他のスマートウォッチとの比較
TicWatch Pro 3 Ultra GPS との比較
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先代の『TicWatch Pro 3 Ultra GPS』と比較すると、ベゼル部分の目盛りがなくなったのと、ボタンが目立たなくなったことにより、よりシンプルになりました。
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2層ディスプレイは先代にもあった機能。心拍数は歩数も表示されるようになり、確認できる項目が増えています。
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ベルトは先代がサラサラしたフッ素ゴムだったのに対し、固形シリカゲルという滑りにくい素材に変わっています。個人的にはサラサラしたつけ心地が好きだったので、ここは少し残念なポイントですが、24mm幅のバンドであれば交換可能なので気に入らなければサードパーティーのものに交換できます。
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アプリの一覧表示はアイコン表示から一覧表示に変わっています。これも個人的にはアイコン表示の方がアクセスしやすいと感じました。
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処理速度が上がっているので、ボタンを押したときや画面をタッチしたときの反応が若干早くなっていますが、『TicWatch Pro 3 Ultra GPS』でも十分ヌルサクなので、予算的にできるだけ安く導入したい方はまだまだ『TicWatch Pro 3 Ultra GPS』もありだと感じました。
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HUAWEI Watch GT Runner との比較
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『HUAWEI Watch GT Runner』は高コスパスマートウォッチの一つです。
その名の通り、主にランニングをする方向けに充実した機能を搭載したモデル。2万円台で購入できるのに豊富な機能を搭載しているモデルです。Android端末の場合は、HUAWEIの管理アプリをインストールするのが少し面倒な部分もありますが、iOSだと普通にAppストアからインストール可能です。
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コストやランニング重視の方にはこちらもオススメです。
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特徴とメリット
高性能で機能がもりだくさん
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僕のようなスペック&機能オタクにはよだれが出るような高スペック&多機能っぷりを見せてくれます。
5つGNSS測位システムとコンパス
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まずGPSはこれらの電波に対応しており、正確な計測が可能です。
- GPS(アメリカ)
- BeiDou(中国)
- GLONASS(ロシア)
- Galileo(欧州)
- QZSS(みちびき:日本)
さらにコンパスにも対応していて、方角も簡単に測定できます。ディスプレイの表示も非常になめらか。
気圧も高度も計測可能
さらに、気圧を定期的に測定して変化を確認することもできます。「低気圧来てる!」みたいなことも数値で確認できるというわけ。
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更に、高度まで確認できます。これをつけて東京スカイツリーに登ってみたいところ。
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バイタル情報も網羅できる
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もちろん心拍や血中酸素濃度などの測定も可能。さらに今回このモデルでは、一度の操作で心拍数、血中酸素濃度、呼吸数、圧力、心臓の健康状態の5つを計測できる「One-tap measurement」という機能も搭載しています。
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測定した結果から、心臓に異常な傾向がないかを確認できるモード。
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安静時の心拍数の推移を見ることもできます。
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心拍数ゾーンごとの割合を見たりすることも可能。
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一日の心拍の変化もチェックできます。
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血中酸素濃度の測定中の画面。
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手動でも測定可能ですが、装着していると自動的に測定して変化を見ることができます。
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もちろん、歩数の自動計測も可能。
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毎日の運動量を見える化してくれるので、運動不足解消にも役立ちます。
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バッテリー持ちがすごい
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常時表示を超低電力モード、傾けた時の画面を有機ELに設定して、普通に使用した場合、約3日間は充電無しで生活できます。
これだけ持てば、普段の運用で困ることはまずないでしょう。
また、充電速度が非常に早いので、もし充電し忘れても朝10分間充電すれば約40%程度充電できます。
その日1日は問題なく使えるほどの電池残量です。
専用アプリ「MobvoiHealth」でスマホと連携可能
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ちょっとiOSっぽいなと感じたのが初期セットアップの段階のこの画面。
『TicWatch Pro 5』をAndroidスマホに近づけるとこのような表示が現れます。さすがWear OS搭載スマートウォッチ。Android OSとの親和性が高いです。
そして、Androidスマホとの連携のためには「Mobvoi Health」というアプリをインストールする必要があります。
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このアプリを通じて、アクティビティーデータやバイタル情報などを同期できます。
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ランニングなどのアクティビティーログもこのアプリを通じて確認したり、クラウドにアップロード可能です。
こちらは実際に筆者がランニングをしたときのログ。
距離やタイムのみならず、心拍数や1キロごとのペース、走ったコース、さらに歩幅などの細かいデータまで記録を取ることができます。
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睡眠時に装着しておくことで、睡眠のログも計測可能です。
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睡眠状態の他に、心拍数の変化や過去の睡眠時間の推移などを比較できます。
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自分の睡眠時間がどのようになっているのか見える化できるので、健康に気を使いたい場合にとても役に立つ情報がとれます。
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デメリット
しばらく使ってみて感じたちょっとした不満点がいくつかあったのでご紹介します。
ランニングにはあまり向いていない
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僕はランニングが好きなので、毎週必ず1回〜2回は走っています。
もともと、ガーミンというランニングウォッチを長年愛用してきたのですが、ランナーにとって重要なのが、スタート・ストップ、ラップ計測が簡単にできること。
この『TicWatch Pro 5』はそれができません。
まずスタート時は、「屋外ラン」を選んで、GPS測位が完了した状態で「進む」をタップすることでスタートします。つまりボタンによるスタートができません。
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またランニング終了時もボタンでストップできません。
ストップするときは、画面を左から右にスワイプすると下記の画面が表示されます。ここから、赤いストップアイコンをタップします。
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「運動を終了しますか?」の表示でチェックをタップしたらようやくストップ。
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毎回この操作はさすがに面倒…。ましてやマラソン大会などでゴールしたときにこの操作をしていたら正確なタイム計測は不可能です。
そのため、ちょっとでもマラソン大会に出たい方や、本格的にランニングを始めたい方には『TicWatch Pro 5』は向いていません。
音楽を同期して、Bluetoothイヤホンを接続してゆったりジョギング用として使うには十分すぎるくらいの機能を搭載しているので、健康維持のためにランニングをしたい方には向いています。
本格的にランニング用途で使う場合は、「ガーミン」や「HUAWEI Watch GT Runner」「COROS PACE2」「Apple Watch Ultra」などの物理ボタンでのスタート・ストップが行えるスマートウォッチをオススメします。
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操作性は改善の余地あり (よく使うアプリはピン留めすべし)
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スペックが良くなって、ヌルヌルサクサク動作するのは非常に良いのですが、正直、インターフェースが良くありません。
リューズでアプリを選ぶ際も、アイコンが小さいのと一覧から文字を読んでアプリを選ぶ必要があり目的のアプリにたどり着くのに一苦労です。
Apple Watchのようにアイコンの一覧から自由に選択できるようにするなど、UXの改善が必要だと感じました。
ただ、「ピン留め」機能を使えばある程度解決できます。
やり方はアプリの一覧画面でなんでも良いのでアプリを長押しします。すると右側にピン表示が現れるので、よく使うアプリを選択すればOK。
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こうすれば、よく使うアプリを上部に固定できるので、リューズを押すだけですぐにアクセスできるようになります。僕は「設定」や「TicExercise」「アラーム」を固定して使っています。
まとめ
『TicWatch Pro 5』はWear OS搭載のガジェット好きAndroidユーザーのサラリーマンの方に向いているスマートウォッチです。
メリット | デメリット |
---|---|
ガジェオタ心を満たしてくれる高スペックかつ多機能なスマートウォッチ 驚異的なバッテリー持続時間 | 物理ボタンでのスタート・ストップができないので、ガチランナーには不向き Androidのみ対応でiOSでは使えない |
Androidスマホユーザーで、高性能&多機能スマートウォッチが好きなビジネスマンの方
最近はできるだけシンプルなウォッチフェイスにしたいと、色々とウォッチフェイスを探しては試しています。
ついつい時間が溶けてしまうんですよね…。
以上、はしかん(@hashikan3)がお伝えしました。
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