【TP-Link Archer GX90 | AX6000 レビュー】ゲーム専用のSSIDを出せる! トライバンド対応ゲーミングWiFi6ルーター

評価:4

本記事では、WiFi6対応ゲーミングWi-Fiルーター「TP-Link Archer GX90」をレビューしています。派手な見た目とゲーミングに特化した様々な機能が魅力の高性能WiFiルーターです。ただ、万人におすすめできるものではなく、かなりニッチな一部のユーザーのみにおすすめできる製品なのでその辺りを解説していきます。

本記事でご紹介する『TP-Link Archer GX90』は一般的なWiFiルーターとはちょっと違い、「ゲーミングWiFiルーター」というカテゴリーの製品です。

今までいくつかWiFiルーターをレビューしてきましたが、「ゲーミングWiFiルーター」はまだ触ったことがなく個人的に非常に興味があったためTP-Link様にお願いしてレビューさせていただきました。

TP-Link Archer GX90 の本体上部の拡大画像

数日間色々と試してみた結果、この「ゲーミングWiFiルーター」は非常に高性能なんですが万人におすすめできるものではなく、限られた一部の方にジャストミートする商品であることがわかりました。

はしかん

むちゃくちゃニッチなニーズにきっちり応えてくれる特殊で高性能なWiFiルーターでした!

同時に、TP-Linkの人気WiFi6ルーター『Archer AX73』(2021年3月発売)でも十分すぎるほどの高性能であることもわかり、ライトゲーマーの方であればこちらを購入されたほうが幸せになれるケースもありそうです。

じゃあ一体『TP-Link Archer GX90』がどんな方にジャストミートするのか!?

こんな方に向いています

  • ガチPCゲーマーなんだけど有線LANが使えずどうしてもWiFi接続するしか手段がない方
  • 家族が動画見始めたらゲームにラグが出始める方
  • スマホガチゲーマーの方
  • 複数のゲーム機まとめて子供のプレイ時間に制限をかけたい方

こんな悩みをお持ちのガチゲーマーおよびその親御さんにめちゃくちゃ刺さる、超ニッチなWiFiルーターだったんです。

また、ガチゲーマーの方は有線LANを使っている方が多いと思うんですが、環境的にONUから距離が離れているなど、どうしてもWiFi接続しか選択肢がない方もいらっしゃると思います。

そんな方のために本記事でレビューする『TP-Link Archer GX90』と『Archer AX73』そして有線LAN接続時の3通りで通信速度およびレイテンシーを比較していますので、どの接続方法がベストなのかの判断材料にしてもらえると嬉しいです。

TP-Link Archer GX90』の特徴はこちら。

TP-Link Archer GX90の主な特徴

  • 見た目がド派手!
  • トライバンド対応でゲーム専用バンドを含めてSSIDが3つ出せる(ゲスト用含めると6つも!)
  • ゲームアクセラレーターでゲームの通信を検出して優先的に通信可能に
  • WEB管理画面でリアルタイムに速度やレイテンシーが把握できる
  • スマホアプリによる簡単セットアップ&WEB管理画面からの詳細設定まで対応しており、初心者からマニアまで幅広いニーズをカバー
  • 4×4 MU-MIMOやビームフォーミングはもちろん、速度やエリアを最大化する機能を豊富に搭載。
  • HomeCareでウィルスなどの驚異からネットワークを保護
  • 「保護者による制限」機能がかなり使える
  • OneMesh対応機種と組み合わせてメッシュWiFiを構築可能
  • IPoEには非対応
はしかん

書ききれないほどの機能が満載です

というわけで、かなり尖ったWiFiルーター『TP-Link Archer GX90』を写真多めでじっくりレビューしていきたいと思います。

気になるところまで読み飛ばす

提供品

本記事はメーカーのTP-Link様よりサンプル品をご提供いただき作成しています。

タップできる目次

TP-Link Archer GX90 の製品概要

まずはこの製品の概要をチェックしていきましょう。

スペック

スペックは下記一覧に一部を抜粋しています。

製品名Archer GX90
ワイヤレス規格WiFi6対応
IEEE 802.11ax/ac/n/a 5 GHz
IEEE 802.11ax/n/b/g 2.4 GHz
ワイヤレス最大速度(理論値)AX6600
5 GHz: 4804 Mbps (802.11ax, HE160)
5 GHz: 1201 Mbps (802.11ax)
2.4 GHz: 574 Mbps (802.11ax)
Wi-Fi範囲4LDK相当の範囲をカバー
高性能アンテナ(取り外し可能)×8
複数のアンテナが信号を増幅させより多くの方向と広いエリアをカバーします

ビームフォーミング
クライアントに無線信号を集中させWiFi範囲を拡大します

高性能FEM
送信パワーを改善し信号範囲を強化します

4T4R
同じ帯域内の複数ストリームが障害への耐性を強化します
Wi-Fi性能トライバンド
最適なパフォーマンスを得るためにデバイスを異なる帯域へ割り当てます

4×4 MU-MIMO
複数のMU-MIMO対応クライアントと同時に通信します

OFDMA
複数のWiFi 6対応クライアントと同時に通信します

エアタイムフェアネス
帯域の過度な占有を制限することによりネットワーク効率を向上させます

DFS
電波干渉の少ないDFS帯を利用できます

8ストリーム
デバイスをより多くの帯域幅に接続させます
Wi-Fi暗号化WPA
WPA2
WPA3
WPA/WPA2-Enterprise (802.1x)
動作モードルーターモード
ブリッジモード(アクセスポイントモード)
プロセッサー1.5 GHz クアッドコアCPU
アンテナ外付けアンテナ 8本
有線接続ポート2.5Gbps WAN/LANポート× 1
ギガビット WAN/LANポート× 1
ギガビット LANポート× 3
USBポートUSB 3.0ポート× 1(ストレージを接続しNASとして利用可能)
USB 2.0ポート× 1

対応フォーマット:
NTFS, exFAT, HFS+, FAT32

機能:
Apple Time Machine
FTPサーバー
メディアサーバー
Samba サーバー
ボタンWi-Fi オン/オフ ボタン
電源 オン/オフ ボタン
LED オン/オフ ボタン
WPSボタン
Reset(初期化)ボタン
その他機能VPN接続、アプリによる設定、保護者による制限、DDNS、QoS
プロトコルIPv4
IPv6
電源12VDC/3.3A
大きさ(幅 X 奥行き X 高さ)212 x 212 x 51.8 mm
付属品Archer GX90 本体
電源アダプター
LANケーブル
かんたん設定ガイド
動作環境動作温度: 0℃~40℃ (32℉ ~104℉)
保存温度: -40℃~70℃ (-40℉ ~158℉)
動作湿度: 10%~90% 結露を避けてください
保存湿度: 5%~90% 結露を避けてください
保証期間3年
発売日2021/07/29
価格26,800円(Amazon:2021年7月29日現在)
詳細スペックは公式製品ページで確認できます:(https://www.tp-link.com/jp/home-networking/wifi-router/archer-gx90/#specifications
はしかん

IPoEには非対応ですが、それ以外はほぼ全部入りの超高性能WiFiルーターです!

外観や付属品をチェック

誰がどう見てもド派手な外観を持つ『TP-Link Archer GX90』。

外箱もゲーミング色が強く、開ける前からテンション上がりまくりです!

TP-Link Archer GX90 の外箱画像

背面や側面にも特徴や機能が余すことなく豊富な機能が記載されています。

そして最初の箱を明けると2段目の箱が現れます。大きくGXと書かれた黒い箱。

TP-Link Archer GX90 の2段目の外箱画像

さらに明けていくと蓋の裏には「Let the Games Begin.」のメッセージ。

さすがに3万円弱する高級WiFiルーターだけあって梱包もハンパないです。

しっかりと梱包された本体を取り出すと…。

TP-Link Archer GX90 の本体の梱包状況

下に合計8本のアンテナが収納されています。

TP-Link Archer GX90 のアンテナの梱包状況

内容物をすべてまとめるとこのようになっています。

内容物一覧
  • Archer GX90 本体
  • アンテナ8本
  • ACアダプタ
  • LANケーブル
  • かんたん設定ガイド
  • Wi-Fi情報カード
  • カスタマーサポート連絡先窓口カード
TP-Link Archer GX90 の内容物一覧の画像

ルーター本体はアンテナを付けていない状態だと思ったより小さいですが1辺が21cmあるので置き場所をしっかり考えておく必要があります。

本体上面にはステータスLEDランプが搭載されており、全体的に冷却用の通気口が設けられています。

TP-Link Archer GX90 本体を真上から撮影した画像

裏面にも全体にメッシュ状に穴が空いており冷却性能も高そうです。

引っ掛け穴もあるので壁掛けも可能。

TP-Link Archer GX90 本体の底面を撮影した画像

側面はそれぞれこのようになっています。

アンテナの接続端子や操作ボタン、USBポート、LANポートが搭載されています。

そして脱着可能なアンテナが8本。すべて同じ形状です。

TP-Link Archer GX90 のアンテナ8本の画像

飛行機の翼のようで今にも飛んで行きそうな感じです。

取り付けは非常に簡単で差し込むだけ。取り外す際も強めに引っ張れば外れます。

TP-Link Archer GX90 のアンテナを取り付けている様子の画像

完成型がこちら!かなり強そう!

TP-Link Archer GX90 にアンテナを取り付けた完成形の全体像

左からWPSボタン、WiFiボタン、LEDボタン。LEDは設定で消すことも可能。

TP-Link Archer GX90 の側面の操作ボタン部分の拡大画像

各ボタンの操作

LED1秒長押しするとLEDのON/OFFが切り替え可能
WPS1秒長押しするとWPS接続が有効に
Wi-Fi2秒長押しするとWi-FiのON/OFFが切り替え可能
ResetLEDが点滅するまで10秒長押しすると機器の初期化が可能
Power電源のON/OFFが可能
ResetボタンとPowerボタンはLANポート側にあります。

LANポートはすべてギガビット以上に対応。さらに一番右のポートは2.5Gbpsの高速通信に対応しています。

さらに右2つのポートはWANとLANを設定で切り替えられるようになっており、たとえば2.5GbpsのポートをLANにして高速なNASと接続してLAN内でのスループットを高め、インターネット接続は1GbpsのポートをWANにして接続するといったような柔軟な設定が可能です。

TP-Link Archer GX90 側面のLANポート部分の拡大画像

USBポートには外付けHDDやSSD、USBメモリを接続してNASとして利用可能です。

TP-Link Archer GX90 側面のUSBポート部分の拡大画像

NAS化するのも簡単で、ポートにUSBストレージを接続しWindowsなら「¥¥TP-Share」MacならFinderの「移動」から「サーバーへの接続」を選択して「smb://TP-Share」と入力するだけ。

これでUSBストレージをPC本体に接続する必要がなく、ネットワーク越しにアクセス可能になります。

TP-Link Archer GX90 側面のUSBポートにポータブルSSDを接続している様子の画像

本体上部のLEDは色によってステータスがわかるようになっています。

TP-Link Archer GX90 上部のLEDインジケーターが白色に点灯している様子の画像

LEDインジケーターの種類と意味

オレンジ点灯インターネットに接続中だがWiFiがOFF
オレンジ点滅システム起動中
赤点灯インターネット未接続
赤点滅WiFiがOFFでインターネットにも未接続
白点灯正常に動作中
白点滅ファームウェアアップグレード中・WPS接続の確立中・ルーターリセット中のいずれか

付属のLANケーブルは長さが約1mのCAT5Eの白色ケーブル。長さが足りない場合は長めのケーブルに買い替えたいところ。

TP-Link Archer GX90 に付属しているLANケーブルはCAT5E

最近は高品質なLANケーブルが結構安く入手できます。

僕も設置場所まで長さが足りなかったのでCAT7のLANケーブルを買ってみたんですが、とても安く購入できました。

電源アダプタは12V/3.3Aの出力。コンセントの向きが変則的なので電源をどこから取るか考えておくとよいです。

はしかん

電源アダプタが接続しにくい場合は、分岐ケーブルやコンセントの向きを変えるローリングタップがあると便利です。

デスクに『TP-Link Archer GX90』を設置するとこのような雰囲気に。間接照明を赤にするとより雰囲気が出ます。

TP-Link Archer GX90 をデスクに設置した状態の画像
はしかん

もうこれだけで勝ちそう

大きさ

アンテナを付けた状態だと幅が約25cm、高さが18cmと結構な大きさのため設置場所を選びます。

TP-Link Archer GX90 の大きさを計測した画像

手持ちのTP-Link社製WiFiルーターの大きさを比較してみました。

左上が『TP-Link Archer GX90』、左下が「Archer AX73」、右上が「Deco M9 Plus」、右下が「Archer A10」です。

やはり大きさは『TP-Link Archer GX90』が一番大きいですね。

TP-Link Archer GX90 の大きさを他のWiFiルーターと比較している画像

重さは1.1kgでそこそこ重いです。

TP-Link Archer GX90 の重さを計測している画像

大きさや外観がインテリアに与える影響も大きいので、そのあたりも踏まえて選びたいところ。

TP-Link Archer GX90 を他のWiFiルーターと比較している画像
はしかん

真っ白いゲーミングルーターがあったらオブジェ的な感じで飾れて良さそうなんでは!?

TP-Link Archer GX90 の特徴

ゲーマー向け機能 – ゲームを快適にする機能が満載

トライバンド対応でゲーム専用バンドを設定できる

TP-Link Archer GX90 はトライバンド対応でゲーム専用のバンドを出力可能
出典:Archer GX90 | AX6600 トライバンドWi-Fi 6ゲーミングルーター | TP-Link 日本(https://www.tp-link.com/jp/home-networking/wifi-router/archer-gx90/)

一般的なWiFiルーターだと2.4Ghz帯で1つ、5Ghz帯で1つで合計2つのSSIDを出せますが、『TP-Link Archer GX90』はもう一つゲーム専用のSSIDを出力でき、合計3つのSSIDをで用途を細かく分けることが可能です。例えばこんな感じ。

使い分けの例
  • 2.4GHz・・・・スマートリモコンやスマート家電用
  • 5GHz-1・・・・スマホやタブレット、Fire TV Stick、一般用途のPCなど
  • 5GHz-2・・・・ゲーミングPC、PS5、スイッチなど

そしてこのゲーム専用バンドはHE160と4T4Rをサポートしており理論値で最大4804Mbpsのスピードが出るというモンスタースペック!

もちろん4 x 4 MIMOにも対応しており、ビームフォーミングOFDMAなど最新のWiFi規格で速度と通信範囲の拡大が期待できます。

さらに1.5GHzのクアッドコアCPUがこれらの処理を下支えしており、最大100台までの端末を同時接続可能です。

はしかん

スペックではほぼ最強と言っても過言ではないですね!

ゲームアクセラレーターで通信を最適化

TP-Link Archer GX90 はゲームアクセラレーターでゲームトラフィックを自動的に検出し最適化する
出典:Archer GX90 | AX6600 トライバンドWi-Fi 6ゲーミングルーター | TP-Link 日本(https://www.tp-link.com/jp/home-networking/wifi-router/archer-gx90/)

上記のゲーム専用バンドにくわえ、ゲームトラフィックを自動的に検出し通信を最適化してくれる「ゲームアクセラレーター」機能も搭載しています。

ゲームアクセラレーター対応タイトル一覧
  • AION
  • Aura Kingdom
  • Battlefield
  • BlackShot
  • Blade and Soul
  • Boom Beach
  • Call of Duty
  • Clash of Clans
  • Clash Royale
  • Combat Arms
  • CrossFire
  • Diablo3
  • Doom
  • DotA
  • DragonNest
  • Echo of Soul
  • Elder Scrolls Online
  • Elsword
  • FIFA
  • Final Fantasy
  • FreeStyle 2
  • Street Basketball
  • Garrys Mod
  • Grand Theft Auto
  • Guild Wars
  • Halo
  • Hearthstone
  • Heroes of the Storm
  • Karos
  • Left 4 Dead 2
  • Lineage2
  • LoL
  • Mabinogi
  • Minecraft
  • Second-Life
  • Smite
  • StarCraft2
  • SWTOR
  • Team Fortress
  • TERA
  • Tibia
  • TowerOfSaviors
  • Vindictus
  • War Of Tanks
  • Warframe
  • WOW
  • ZhengTu

※2021年7月現在の一覧です。最新の対応リストはこちら

ゲームアクセラレーターはスマホアプリやWEB管理画面からON/OFFが可能。ONにすればゲームに全集中可能になります。

TP-Link Archer GX90 のゲームアクセラレーターをONにしている状態のスクリーンショット
はしかん

これはゲーミングWiFiルーターならではの機能!

ダッシュボードでトラフィックを監視でき優先デバイスの設定が可能

TP-Link Archer GX90 のゲームプロテクターはウィルスの脅威からネットワークを守る
出典:Archer GX90 | AX6600 トライバンドWi-Fi 6ゲーミングルーター | TP-Link 日本(https://www.tp-link.com/jp/home-networking/wifi-router/archer-gx90/)

WEB管理画面からダッシュボードにアクセスすれば、現在のトラフィック量やCPUの使用率を確認できます。

さらに接続中のデバイスの一覧が表示され、ここでデバイスの優先度を設定可能。優先度はタイマー設定も可能で、1時間、2時間、4時間、常時の4つから選択可能。

TP-Link Archer GX90 のダッシュボードでデバイスの優先度を設定するときのスクリーンショット
デバイスごとに優先させることも可能

ここでゲーミングデバイスの優先度を高く設定すればさらに快適なゲーミング環境が整うことになります。

ゲームプロテクターによるセキュリティー保護と保護者制限機能

TP-Link Archer GX90 のゲームプロテクションはトレンドマイクロのデータベースをしようして通信をスキャン
出典:Archer GX90 | AX6600 トライバンドWi-Fi 6ゲーミングルーター | TP-Link 日本(https://www.tp-link.com/jp/home-networking/wifi-router/archer-gx90/)

ゲームプロテクター機能をONにすれば、トレンドマイクロのデーターベースを使ったアンチウィルス機能によりルーター配下のデバイスをウィルスの脅威から保護してくれます。

TP-Link Archer GX90 保護機能をコントロールする設定画面のスクリーンショット

パソコン本体にアンチウィルスソフトを入れて対策するのも大切ですが、このようにネットワークの入り口で一括で監視してくれるのは非常に安心です。

はしかん

これはぜひONにしておきたい機能!

さらに、親御さんに便利な機能が「保護者による制限」機能です。

一般的な保護者制限機能だと例えば「”みまもりスイッチ”の機能を使って、スイッチ単体で1時間に制限する」といったようにそれぞれのデバイス単体の制限のみになります。

するとスイッチがプレイできなくなったら今度はFire TVでYoutubeを見始めて、それもできなくなったら今度はスマホで…。このようにいたちごっこになるケースがよくあります。

そんなときに『TP-Link Archer GX90』の「保護者による制限」機能が役立ちます。

何が違うかというと、例えば「息子氏」と名前を付けたプロファイルを作成し、息子氏が使うデバイス(PC、スイッチ、タブレット、スマホなど)をひとまとめにして登録して「トータルで2時間に制限する」といった設定が可能なんです。

さらに時間制限のみならずWEBフィルター機能も合わせてプロファイルごとに設定可能なので、有害なコンテンツから子供を保護することも可能です。

TP-Link Archer GX90 の保護者による制限機能の設定画面
息子氏が使うPCやスイッチやスマホをまとめて選択し追加します。
TP-Link Archer GX90 の保護者による制限でコンテンツフィルターを設定しているときのスクリーンショット
フィルター年齢ごとに分けられた4つのプリセットから選択したりカテゴリーを選択したりできます。

時間制限は平日や休日ごとに分けられたり、就寝時間は完全シャットアウトするなどかなり柔軟に設定可能です。

TP-Link Archer GX90 の保護者による制限で時間制限を設定しているときのスクリーンショット
はしかん

これは子供にとっては辛いけど、きちんと管理したい親御さんにとってはめちゃくちゃ便利な機能!これで毎日の「やった!やってない!」の口論から開放されそう!

ちなみに時間をオーバーすると問答無用で全てのインターネット接続が切断され、ゲームもYoutubeもtiktokもLINEもできなくなります。

制限がかかると表示される画面。問答無用でインターネット接続が切断されます。

実際の設定メニューをエミューレータで確認できる

TP-Linkの良いところの一つがこれ。実際のルーターのWEB管理画面をエミューレーターで確認することができます。

インターフェースがブラック基調でゲーミング感がすごいです。

はしかん

特に「ゲームセンター」メニューの中身は見てみて欲しいポイント!

速度とレイテンシーを計測

TP-Link Archer GX90 と AX73 と有線LANケーブルを使ってパフォーマンスを計測すている画像

ゲーミングPC、PS4、スイッチをそれぞれ、『TP-Link Archer GX90』、「Archer AX73」、有線LANに接続し速度とレイテンシーを計測しました。

テストの概要

テストの概要はこんな感じ。

スクロールできます
テスト概要
接続方法①
【Archer GX90】
動作モード:ルーターモード、OFDMA/ON、TWT/ON、スマートコネクト/OFF)
接続方法②
【Archer AX73】
動作モード:ルーターモード、OFDMA/ON、TWT/ON、スマートコネクト/OFF)
接続方法③
【有線LAN】
CAT7ケーブルを使用してLANポートに接続
計測に使用した端末ゲーミングPC:ROG Zephyrus G15 GA502【WiFi6対応】
PS4:PlayStation4 CUH-2200AB01【WiFi5対応】
スイッチ:Nintendo Switch【WiFi5対応】
速度計測方法ゲーミングPC:Speedtestにて計測
PS4:本体WiFi設定の接続確認にて計測
スイッチ:本体WiFi設定の接続確認にて計測
レイテンシー計測方法全てフォートナイトでクリエイティブをプレイし、表示されているPing値を1分間観察した結果です。

それぞれ3回計測して表にまとめ、平均を求めて比較しました。

凡例

D=Download(Mbps) ダウンロード速度を表します。多いほど速いです。
U=Upload(Mbps) アップロード速度を表します。多いほど速いです。
P=Ping(ms) レイテンシーを表します。少ないほど速いです。

ゲーミングPCの通信速度とレイテンシー

TP-Link Archer GX90 をデスクに設置しゲーミングPCを接続している状態の画像

まずはゲーミングPCの計測結果から見ていきます。

ゲーミングPCの通信速度

スクロールできます
接続方法1回目2回目3回目平均(Mbps)
GX90D:390
U:479
D:457
U:409
D:403
U:429
D:416.6
U:439
AX73D:456
U:742
D:458
U:692
D:434
U:669
D:449.3
U:701
有線LAND:590
U:748
D:530
U:792
D:562
U:791
D:560.6
U:777

有線接続が一番速度が速いのは当たり前なんですが、2番めに速かったのがなんと「AX73」という結果に。

ダウンロード速度の平均値は有線LANの560Mbpsに続いて「AX73」の449Mbps、「GX90」は416Mbpsという結果でした。

動作モードをブリッジモードに切り替えたり、アンチウィルスをOFFにしたりしてテストしても結果はあまり変わりませんでした。同じ5GHz帯を使ってIEEE802.1axで接続しているので何が影響しているのかはわかりませんでしたが、ちょっと驚きの結果でした。

ただこの計測時以外にも、記事執筆中に時々スピードテストをした中では「GX90」でも648Mbpsのダウンロード速度が出る時もあったので、その時の電波状況にも影響されたかもしれません。

TP-Link Archer GX90 に接続したPCでスピードテストを実施した直後の計測結果のスクリーンショット
回線状況や周辺の電波状況にもよりますが爆速と言って良いレベルのスピードは出ます。
はしかん

このくらいハイレベルな比較になってくると何が影響しているのか切り分けが難しいですね…

アップロード速度については有線LANと「AX73」が700Mbps超えをマーク!「GX90」は439Mbpsに留まりましたがそれでもこれだけの速度が出れば普段使いで困るようなことはほとんどないでしょう。アップロード速度も速くなっているWiFi6の特徴が現れた結果となりました。

ゲーミングPCのレイテンシー

接続方法クリエイティブ
GX90値の範囲:1〜5ms
平均:3ms
AX73値の範囲:3〜26ms
平均:5ms
有線LAN値の範囲:1〜4ms
平均:2ms

続いてレイテンシーの計測結果です。

TP-Link Archer GX90 に接続したゲーミングPCでフォートナイトのPingを測定している状態の画像

こちらも有線LANが一番レイテンシーが低く、レスポンスが速い結果となりました。そして2番目に良かったのがこの『TP-Link Archer GX90』。僅かな差ではありますが、「AX73」よりも良い結果となりました。

全体を通してですが『TP-Link Archer GX90』は処理速度が速く、レイテンシーが良い印象となりました。

PS4の通信速度とレイテンシー

続いてPS4のパフォーマンスを見ていきます。

PS4の通信速度

スクロールできます
接続方法1回目2回目3回目平均(Mbps)
GX90D:87.2
U:6.9
D:129.0
U:6.5
D:91.9
U:6.8
D:102.7
U:6.7
AX73D:166.1
U:5.5
D:113.6
U:7.0
D:132.5
U:5.5
D:137.4
U:6.0
有線LAND:59.2
U:7.8
D:188.2
U:7.7
D:318.3
U:8.0
D:188.5
U:7.8

PS4の速度計測はPS4本体のネットワーク設定にある接続状況の確認で実施しています。アップロード速度が極端に遅いですが、これは有線LANでも遅かったのでおそらくサーバー側の問題でしょう。

こちらも有線LANが一番速度が出ており、2番目に「AX73」、続いて「GX90」という結果になりました。

「GX90」のレビュー記事なんですが、「AX73」の高性能っぷりが目立つ結果になっていますね…。

ライトユーザーであれば、正直「AX73」でも十分なんじゃないかと思った理由がこれです。

PS4のレイテンシー

接続方法クリエイティブ
GX90値の範囲:0〜25ms
平均:12ms
AX73値の範囲:5〜22ms
平均:14ms
有線LAN値の範囲:0〜16ms
平均:8ms

レイテンシーもゲーミングPCのと同じく有線LANがレスポンスが良い結果に。続いて「GX90」、「AX73」の順になりました。

やはり「GX90」はレイテンシーが「AX73」を上回る結果となり、応答速度を求めるゲーマー向けにかなりこだわっているような印象を受けました。

ニンテンドースイッチの通信速度とレイテンシー

最後にニンテンドースイッチでの計測結果です。

スイッチの通信速度

スクロールできます
接続方法1回目2回目3回目平均(Mbps)
GX90D:38.9
U:15.7
D:42.5
U:20.5
D:37.6
U:6.9
D:39.6
U:14.3
AX73D:40.6
U:22.9
D:43.4
U:20.6
D:43.9
U:22.8
D:42.6
U:22.1
有線LAND:60.9
U:24.0
D:55.8
U:25.0
D:63.8
U:22.2
D:60.1
U:23.7

スイッチでも通信速度は有線LANがダントツで速いです。WiFiの1.5倍の速度が出ています。

ちなみにスイッチの有線接続はBuffaloのUSB3.0対応有線LANアダプターを使って接続しています。

Nintendo Switchのドックに有線LANアダプターを接続している状態の画像

ちなみにスイッチの有線LAN化は1,500円くらいで可能なので、手軽にパフォーマンスを上げたい方にはおすすめです。

スイッチはUSB2.0までしか対応していませんが、将来的にUSB3.0対応機器にも使うことを考えれば有線LANアダプターはUSB3.0の物を買っていたい方が良いです。

スイッチのレイテンシー

接続方法クリエイティブ
GX90値の範囲:15〜30ms
平均:23ms
AX73値の範囲:23〜25ms
平均:25ms
有線LAN値の範囲:22〜36ms
平均:24ms

レイテンシーに関しては、有線接続よりも「GX90」のようが良い結果になりました。

とはいえ、平均値を見るとどれも肉薄した数値になっており、1msの差しかないのでおそらく体感するのは難しいです。

スイッチに関しては、「GX90」、「AX73」共に有線LANに負けないレイテンシーを計測できたため、ダウンロード速度を改善したい方以外はわざわざ有線接続にするメリットはなさそうです。

まとめ

TP-Link Archer GX90を外箱と並べている状態の画像

本記事では『TP-Link Archer GX90』をレビューしました。

TP-Link Archer GX90』8本の大型アンテナと1.5GHzクアッドコアCPUを搭載し、WiFi環境下においてゲームをより快適なものしてくれるゲーミング特化機能が充実した高機能ゲーミングWiFiルーターです。

ただ検証した結果からも有線LAN接続の方がパフォーマンスが高いわけで、『TP-Link Archer GX90』を買うべき人はこのような方です。

こんな方に向いています

  • ガチPCゲーマーなんだけど有線LANが使えずどうしてもWiFi接続するしか手段がない方
  • 家族が動画見始めたらゲームにラグが出始める方
  • スマホガチゲーマーの方
  • 複数のゲーム機まとめて子供のプレイ時間に制限をかけたい方
はしかん

値段もかなり高額なので、上記のようなニッチ層以外の方やライトゲーマーの方は同じTP-Linkの「Archer AX73」でも十分!

最後にしばらく使ってみて感じたメリットとデメリットをまとめました。

メリット

ココがおすすめ

  • トライバンド対応で用途に応じたSSIDの使い分けが可能
  • レイテンシーが低くレスポンス重視のWiFi環境が組める
  • ゲームの通信を優先させることができるため他の端末の通信に影響を受けにくく、快適なゲーム体験を味わえる
  • WiFi環境全体のセキュリティーを高められる
  • 子供が持っている複数のゲーム機のプレイ時間を合算して時間制限が掛けられるので、きっちりとした時間管理ができる
  • 安心の3年保証付き

デメリット

ココがおしい

  • そこそこ大きいため置き場所が限られる
  • ド派手な見た目はユーザーを選ぶ
  • IPoEには非対応
  • 値段が高額

以上です。

なんやかんやでメッシュ機能やNAS機能、さらにVPNやDDNSなど、ここでは書ききれないほどの機能が満載で、IPoE以外ほぼ全部入りの最強WiFiルーターであることに間違いはないです。

はしかん

3年使えば月額750円程度で超高性能ルーターが手に入る計算なので、超マニアックなニッチユーザーにはめちゃくちゃ遊べる製品です!

以上、はしかん(@hashikan3)がお伝えしました。

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