本記事では、『BenQ ScreenBar Halo』をレビューしています。ワイヤレスになったコントローラーと、間接照明モードが特徴的なモニターライトで、手元が劇的に明るくなるためデスクワークが捗るアイテムです。同じくワイヤレスリモコンを搭載したXiaomiのスクリーンバーとも比較しました。
こんにちは。スクリーンバーが無いと生きていけなくなってしまったはしかん(@hashikan3)と申します。
僕が今まで使っていたモニターライトが「Xiaomi Mijia」なんですが、この機種を選んだ理由が「コントローラーがワイヤレス」だったからなんです。

スクリーンバーライトといえば「BenQ ScreenBar」 がまず頭に浮かびますが、今までのScreenBarだと本体のボタンで操作するかワイヤーで繋がったコントローラーで操作するかのどちらかしかなかったんですよね。


僕は光の調整をする際にどうしても体を動かすのが嫌だったので手元にコントローラーを置いておきたかったのと、なるべくワイヤーを少なくしてデスク上をスッキリさせたかったので、当時唯一ワイヤレスリモコンを搭載していた「Xiaomi Mijia」を購入して使っていたというわけ。

しかも比較的安く買える点も魅力だったんですよね!


しかし2021年12月、モニターライトの元祖BenQさんから待望のワイヤレスリモコン搭載の『BneQ ScreenBar Halo』が発売されたので早速導入してみました!
- デスクを照らすライトの他にモニター背面を照らしてくれる間接照明モードを搭載
- ワイヤレスリモコン搭載
- 明るさと色温度の調整がメインライトと背面ライトそれぞれ調整可能
- 湾曲モニター対応
- 厚み6cmまでのモニターに対応

『BneQ ScreenBar Halo』を点灯させた状態がこちら。


劇的に手元が明るくなります!
そして背面の間接照明も点灯すると一気にムードが出ます!


間接照明モードだけでもかなり満足感が得られて良かったです。
しばらく『BneQ ScreenBar Halo』を使ってみて感じたメリット・デメリットや、「Xiaomi Mijia」との比較をしてみましたので、購入時の参考にしてもらえると嬉しいです。

動画レビュー

- 間接照明モードのムードが良い
- 湾曲モニターにも対応している
- ワイヤレスリモコンの操作性
BenQ ScreenBar Halo の概要
それではまずは『BneQ ScreenBar Halo』の概要をチェックしていきましょう。
BenQ ScreenBar Haloのスペック
詳細スペックはこちら。
ブランド | BneQ |
商品名 | ScreenBar Halo |
型番 | CR20_C |
色 | アルミ色 |
装着方式 | モニター上部に引っ掛けるクリップ方式 |
照射範囲 | 色温度4000Kで40x63cm ²の照明範囲 色温度6500Kで40x65cm ²の照明範囲 |
照明モード | 3パターン(正面のみ/背面のみ/同時点灯) |
自動調光 | あり(500ルクスに自動調光) |
コントローラー | ワイヤレス |
DC電源入力 | 5V, 1.3A |
最大消費電力 | 6.5W |
大きさ | ライト本体:500 x 94.7 x 97.1 mm 無線コントローラー:74 x 74 x 38.4 mm |
ケーブル長 | 1.5m |
内容物 | ScreenBar本体、ワイヤレスリモコン、湾曲モニター用アダプター、 モニター背面滑り止めシート、単4電池3本、ユーザーズマニュアル、製品保証書 |
保証期間 | 1年間 |
『BneQ ScreenBar Halo』の主な特徴としては、やはりコントローラーがワイヤレスになったのと、モニター背面を間接的に照らしてくれる「間接照明モード」が搭載されたところ。

間接照明モードの雰囲気は想像以上に良かったのでおすすめ!

外観と付属品
グレーを基調とした外箱。コントローラーがワイヤレスであることが一目で分かるデザイン。

内容物はこのようになっています。

- ScreenBar Halo 本体
- ワイヤレスリモコン
- 湾曲モニター用アダプター
- モニター背面滑り止めシート
- 単4電池 3本
- ユーザーズマニュアル
- 製品保証書
続いて『BneQ ScreenBar Halo』本体を見ていきます。
まず目を引くのが中央下部にある自動調光用の光センサー。ここでデスク上の明るさを計測し、500ルクスの明るさを自動的に維持してくれます。
ちなみに棒状のLEDライトはくるくる回転するようになっていて、照射角を調整できます。角度によって明るさがかなり変わるので、設置時はこの角度調整は必ずやりましょう。

右端にScreenBar Haloのロゴがプリントされています。ほとんど目立たないロゴが好感持てます。

ぎっしりと端までLEDが敷き詰められているので、広い範囲を明るく照らしてくれます。

モニターへの装着は引っ掛けるだけの簡単設置。本体側のケーブルは固定されています。

ケーブル先端の端子はUSB TYPE-A。モニターにUSB端子があればそこから電源共有できます。
ケーブル長は1.5mと十分な長さがありますが、モニター自体にUSB端子がなく、さらにモニターアームを使ってテーブル下まで配線したい場合は別途USB延長ケーブルを使う必要があるかもしれませんので、予めどの程度の配線の長さが必要か測っておくことをおすすめします。


設置可能なモニターの厚みは、最大で6cm。しかも設置もモニター上に乗せるだけなので、とても楽です。

モニター背面を照らす間接照明部分。ここも個別に明るさと色温度が調整可能です。

曲面モニター用のアダプターも付属しています。

これを装着すると、ScreenBar本体が前にせり出し、モニターライトの端が隠れることもありません。

ワイヤレスリモコンはタッチ式になっており、合計で6つのボタンがあります。
そして外周にはクリック感がまったくないヌルヌル回るリングを搭載しています。外周のリングを回すことで明るさや色温度を調整できます。

また、手をかざすと回すと赤いLEDが外周に沿って点灯し、現時点の輝度や色温度をある程度把握することができます。

裏側には滑り止めのゴムが付いているので、操作時にリモコンがズレにくくなっています。

裏蓋はマグネット式になっているので開けやすいところもGood。単4電池3本で駆動し、電池も付属してくれているのも嬉しいポイント。


マニュアルは中国語や英語、そして日本語にも対応しています。


モニターへの取り付け方法
取り付け方法はモニター上部に引っ掛けるだけ。
めっちゃ簡単です!

ただ、一つ注意点があって、設置したあとの角度調節が非常に大事です。
理由としては、角度によって照射範囲や明るさが劇的に変わるから。

実際に照度計を使って明るさを測定してみたんですが、角度が少し変わるだけでデスク上の明るさが100ルクス単位で平気で変わるので、実際に設置したあとは自分の手元が最も見やすくなるようにちゃんと調整しましょう。
3つの照明モード
まず、モニターライトが全くない状態を御覧ください。

僕のデスクはロフトベッドの下にあるので、昼間でも照明を点けないと真っ暗でなにもできない状態になってしまいます。
この状態のデスクで『BneQ ScreenBar Halo』の3つの照明モードを試してみました。デスクの雰囲気がどのように変わるかチェックしてみてください。
正面のみ
まずは背面の間接照明は使わず正面のライトだけ点けた状態がこちら。

正直これだけで手元は十分すぎるほどの明るさです。
読書や勉強も普通にでき、全く困ることもありません。このデスク上だけが明るく照らされる不思議な感覚を是非多くの方に味わって見てほしいです!

モニターライトを初めて使ったときに、手元だけが非常に明るくなるのにかなり感動しました。
間接照明のみ
次は背面の間接照明のみ点灯した状態がこれ。

このモードは真っ暗の部屋で映画鑑賞をするときなんかに使えます。
真っ暗な部屋でモニターだけが点灯していると眩しくて目が疲れやすくなりますが、背面を明るくすることで目への刺激が減って映像が見やすくなります。
写真だと背面がかなり明るいですが、間接照明も明るさと色温度を調整できるのでぼんやりと背面が浮かび上がる程度に調整すると良い感じになります。

個人的には一番暗く設定した状態がちょうど良かったです!
同時点灯
おそらく一番良く使うモードがこれなんじゃないでしょうか。

手元と背面が良い感じに照らされ、デスクに奥行きを感じるようになります。
モニター背面の壁がうっすらと浮かび上がることでモニターと背面の距離感が生まれて空間に立体感を感じるようになります。さらに、手元もぼんやりと浮かび上がるので、デスクに奥行きが生まれるんですよね。

これはデスク環境にこだわりたい方にもってこいの照明なんではないでしょうか。

Xiaomi Mijia モニターライトと比較してみた
外観の比較

デザインに関しては真っ黒で統一されている「Xiaomi Mijia」に対し、『BneQ ScreenBar Halo』はグレーっぽい色になっています。正直シンプルなデザインが好きな方やブラックで統一したい方にはXiaomiのデザインが魅力的だという方も多いのではないでしょうか。
続いては大きさを比較。
全長はちょうど5cmほど『BneQ ScreenBar Halo』の方が大きいです。つまり、中央を揃えると両側に2.5cmほど長いため、より横方向の照射範囲が広いです。

また、発光部も少し違います。
『BneQ ScreenBar Halo』は発光部が透明でLEDが一番端までぎっしり詰まっているのに対し、「Xiaomi Mijia」は発光部はディフューザーのように半透明のカバーで覆われており、さらに端の部分は少し内側でLEDの発光部が終わっています。
これによって横方向の照射範囲に違いが出る結果となっています。

続いてリモコンの比較ですが、『BneQ ScreenBar Halo』のリモコンは高級感のあるデザインで、操作した感じも非常に質感が高く高級感があります。
しかしリモコンがすぐにスリープモードに入るので、操作する前には必ずリモコンの上に手をかざしてから操作をする必要があり、使い勝手という面では若干クセがあります。

一方「Xiaomi Mijia」は非常にシンプルかつ簡単です。
押すと電源が入り、回すと明るさを調整できます。色温度の調整は押しながら回せばOK。見た目も操作も非常にシンプルでストレスがないです。

明るさの比較
続いて両者の明るさを照度計を使って計測してみました。

デスクから60cmの高さに設置したモニターライトの明るさを、デスク中央と右に60cmの地点の2箇所でそれぞれ計測しました。両者共に色温度を一番高い状態(一番白い状態)にし、モニターライトの角度は計測地点で一番明るくなる角度に調整しています。
おそらくモニターの高さ60cmというのはかなり位置が高いほうだと思いますが、見た目としては両者とも十分な明るさです。


結果をまとめたものがこちら。
最大輝度
中央(Lux) | 右端(Lux) | |
---|---|---|
BenQ ScreenBar Halo | 809 | 210 |
Xiaomi Mijia | 642 | 123 |
最小輝度
中央(Lux) | 右端(Lux) | |
---|---|---|
BenQ ScreenBar Halo | 256 | 69 |
Xiaomi Mijia | 93 | 20 |
BenQ ScreenBar Haloの間接照明モード
中央(Lux) | 右端(Lux) | |
---|---|---|
最大輝度 | 512 | 142 |
最小輝度 | 152 | 43 |
やはりBenQの方が明るく、横方向の照射範囲も広いという結果になりました。
おそらく一番多く使われるであろう間接照明モードの最大輝度を見てみると、中央部分で512Luxとなっていますが、右端を見るとXiaomiの最大輝度のときよりも高い数値をマークしていることが分かります。
つまり、中央と右側部分の明るさに乖離が少ないということになります。

幅広いデスクをお使いの方にはかなり嬉しいポイントですよね!
また、値段についてですが、「Xiaomi Mijia」が約1万円で購入できるのに対し、『BneQ ScreenBar Halo』は約2万円。価格差がかなりあるので、何を優先するかでしっかりと吟味して納得感のある機種を選定ください!
まとめ

本記事では『BneQ ScreenBar Halo』をレビューしました。
もともと「Xiaomi Mijia」を使っていたので色々と比較をしてみましたが、『BneQ ScreenBar Halo』は照明に対してより満足度の高い体験をしたい方に向いています。一方、とりあえず手元が明るくなればOK!というコスパを重視する方にはXiaomiのスクリーンバーでも十分だと感じました。
『BneQ ScreenBar Halo』はこんな方におすすめ
- デスクに設置するアイテムにはこだわりたい方
- エモいデスクを演出したい方
- 広いデスクをお使いの方
- 明るさを自分で調整するのが面倒な方

コスパ重視の方やひとまずモニターライトを体験してみたい方はXiaomi Mijiaでも十分です!
ぼくはどちらにしてもコントローラーがワイヤレスってところは絶対に譲りたくなかったので、それぞれ性格の違う2台ですが、家族と共有しながら両方愛用していくつもりです!
この記事が少しでも検討の際の参考になればうれしいです。
以上、はしかん(@hashikan3)がお伝えしました。


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