こんにちは。はしかん(@hashikan3)です。
本記事では、 SJRCのGPSドローン F11とZ5が気になっている方向けに、ドローン機体および送信機の写真をふんだんに使って、F11とZ5の2機種について気になる部分を解明していきたいと思います。

SJRCのF11とZ5の概要と主な違い
送信機やアプリ、機能は全く同じですが、機体の大きさやプロペラの駆動方式が違います。

主な違いは次の通りです。
F11とZ5の主な違い
F11 | Z5 | |
機体サイズ | 450(L) x 325(W) x 83(H) mm | 300(L) x 290(W) x 65(H) |
機体重量 | 511g(バッテリーとプロペラ含む) | 249g(バッテリーとプロペラ含む) |
バッテリー容量 | 2,500mAh | 1,200mAh |
飛行時間 | 25分 | 15分 |
プロペラ駆動 | ブラシレスモーター | ブラシモーター |
一番大きな違いはプロペラ駆動と飛行時間です。
ブラシモーターははやり長時間飛ばすと熱によって不具合が起きやすいのでおそらく敢えて飛行時間を短く設定しているのでは無いかと思われます。
ブラシレスモーターのF11はそのあたりの心配がないですし、飛行時間も25分とかなり長時間飛ばすことができます。

SJRC F11の概要
スペック
製品名 | SJRC F11 |
機体サイズ | 450(L) x 325(W) x 83(H) mm |
機体重量 | 511g(バッテリーとプロペラ含む) |
飛行時間 | 25分 |
電波到達距離 | 600m |
GPS | デュアルGPS搭載 |
カメラ画質 | 1080P広角レンズ |
操作モード | モード1/2切替可能 |
センサー | 6軸ジャイロ |
機体バッテリー容量 | 2,500mAh |
大容量バッテリーとブラシレスモーターで長時間飛行と力強い飛行性能を実現しています。
F11本体の外観
F11の外箱です。光の反射が虹!といった感じの見た目です。
F11の内容物一式です。
- F11ドローン本体
- バッテリー
- 送信機
- 充電ケーブル
- 予備プロペラ4個
- ネジ8個
- 六角レンチ
- 取扱説明書
本体重量はバッテリーを覗いて318gです。
バッテリー重量は193gです。
合計すると511gとなります。
Mavic Air の重量が430g。
Mavic Pro が743gなので、Mavic Proより小さくて、Airより大きいという重量感になります。
なので、多少の風にも十分耐えうるクラスの機体ということがわかります。
折り畳まれたアームを開くとこのような形になります。
外観は長方形を貴重としたなかなかかっこいいデザインです。
真上から見るとこのようなサイズ感。モーターの間隔が270mmくらいです。
1080Pで撮影可能なカメラです。
前方正面から真下まで90°の角度でカメラ角度を送信機からコントロール可能です。
Micro SDカードスロットは本体下部の側面にあります。
バッテリーにはMicro USBのポートがあり、充電ケーブルをここに接続して充電します。
バッテリーにはLEDのインジケーターがあります。
アームの根本は結構しっかりした作りです。特にロック機構はありませんが、しっかりと開いた状態で固定されます。
本体底面には特にセンサーはありません。
F11はブラシレスモーター搭載です。
やはりブラシレスモーターの安心感は良いですね。
どことなくMavic Proっぽいデザインのアーム。
フロントアームのランディング部。
ここもMavicっぽいデザイン。
リアのランディング部。
送信機の外観
続いて送信機を見ていきましょう。
折りたたんだ状態はこのようにかなりコンパクトになります。
重さは208g。バッテリーは内蔵型です。
送信機を広げた状態。
下の棒状のものは握りやすくするためのグリップで、ここにスマホを挟めるわけではありません。
スマホはスマホホルダーに挟んで固定します。
MAXで75mm程度の幅のスマホまで対応します。
中央部のLEDのインジケーター。
左スティック付近にGPSモードとヘッドレスモードの切り替えボタンとリターントゥーホームボタン。
右側には自動離陸・着陸ボタンと電源ボタンがあります。
右上に動画撮影ボタンとカメラ角度調整ダイヤル。
左上に写真撮影ボタンとスピード切り替えダイヤルがあります。
送信機裏側です。
左側面に充電用のMicro USBコネクタがあります。
F11専用キャリングバッグ
こちらが専用のキャリングバッグです。
ここにF11の箱に入っている梱包材がそのままスッポリと入ります。
ですので、後でキャリングバッグを買おうとお考えの方は、F11の箱に入っている梱包材は捨てないように保管しておきましょう。
ハンドル部分もしっかりとした作りです。
ショルダーベルトも付属しており、持つとこんな感じになります。
SJRC Z5の概要
スペック
F11との違いは、機体の大きさとモーター、バッテリー容量の違いによる飛行時間です。
その他の機能は一緒です。
製品名 | SJRC Z5 |
機体サイズ | 300(L) x 290(W) x 65(H) |
機体重量 | 249g(バッテリーとプロペラ含む) |
飛行時間 | 15分 |
電波到達距離 | 600m |
GPS | デュアルGPS搭載 |
カメラ画質 | 1080P広角レンズ |
操作モード | モード1/2切替可能 |
センサー | 6軸ジャイロ |
機体バッテリー容量 | 1,200mAh |
外観
ではZ5の外観を見ていきましょう。
こちらも虹色パッケージ。まぶしいっ!
Z5の内容物一式です。
- Z5ドローン本体
- バッテリー
- 送信機
- 充電ケーブル
- 予備プロペラ4個
- ネジ8個
- ドライバー
- 取扱説明書
構成はF11と全く同じです。
Z5のバッテリーを除く機体重量は185gです。
バッテリーは64g。
合計で249gの離陸時重量となっています。
アームを開いた状態がこちら。
F11と同様に長方形を基調としたデザイン。
モーター間の長さは約200mmといったところ。
本当にF11がそのまま小さくなった感じです。
カメラもF11と同じ機構で、こちらも90°の範囲でカメラを動かせます。
Micro SDの搭載位置も一緒です。
機体底面です。
プロペラ付近を見ると、ブラシモーターとギア駆動なのがわかります。
機体のバッテリー格納部。
バッテリーです。1,200mAhとの記載があります。
アーム先端にLEDを搭載しています。
ブラシモーターなので、連続飛行時にはモーターが焼けないよう注意して飛行させましょう。
Z5専用キャリングバッグ
F11専用キャリングバックより一回り小ぶりです。
こちらも中にZ5のはこの中身の梱包材がそのまますっぽりと入ります。
このようにバンドも付いて安心です。
こちらもショルダーベルト付きです。
SJRCのF11とZ5の特徴
ココがポイント
- ブラシレスモーターと大容量バッテリーで長時間飛行が可能(F11)
- デュアルGPS搭載で安定した飛行と児童帰還を実現
- ジェスチャー機能でセルフィー撮影
- トラッキングモードまで搭載
Z5の機能説明動画です。英語ですが、主な機能が網羅されていて参考になります。F11も機能は全く一緒です。
こちらはF11による空撮動画。スマホアプリ越しに見る空撮映像はこのようなイメージになります。
やはりジンバル非搭載のため、映像のブレが気になりますが、それ以外の性能はもはやトイドローンの域を超えており、空撮機と言ってよいと思います。

DJI Osmo Pocketをお持ちの方であれば、このドローンにDJI Osmo Pocket を縛り付けて飛ばしたら結構良い空撮ができてしまうのでは?なんて考えてしまいました。
って思ったら実際にやっている方が!
いやこれはすごい!さすが3軸ジンバル!映像の滑らかさが全く違いますね!

ていうかこの方、360°の映像とかめっちゃきれいで、チャンネル登録してしまいました(笑)
まとめ
これまで、SJRCのF11とZ5をご紹介してきました。
- SJRC F11 と Z5は、機体が違うだけで送信機やアプリ、機能は一緒
- F11はブラシレスモーターと大容量バッテリーで長時間飛行が可能
- Z5はブラシモーターだがコストが安くお手軽
- 2機種ともデュアルGPS搭載で600mの長距離飛行が可能
- ジンバルはついてないけど90°の範囲でコントロールできる1080Pカメラを搭載
こんな方におすすめ
- 空撮をはじめてみたいけど、いきなりMavicとかはちょっと手が出ない・・
- GPS内蔵したドローンで長距離飛ばしてみたい
安価にGPSブラシレスモータードローンを味わってみたい方にオススメのモデルです。
以上、はしかん(@hashikan3)がお伝えしました。
ここまで実機を見てきましたが、一つ注意点があります。
日本国内で飛ばすには、きちんと技適を取得した機体を使用する必要があるという点です。
ココに注意
技適を取得していない機材を日本国内で購入することは可能ですが、運用すると電波法違反になりますので必ず技適を取得した機体を入手して運用しましょう。