いよいよWindows7のサポート期限がすぐそこまで差し迫ってきましたね!

PCを入れ替える際にネックになるのが、古いPCから新しいPCへのデータ移行。

そんな面倒なデータ移行がめっちゃ楽にできてしまう便利なソフトが本日ご紹介する『EaseUS Todo PCTrans』です。
メモ
本記事はメーカー様よりサンプル品をご提供頂き作成しています。
『EaseUS Todo PCTrans』は3種類の方法でデータ、アプリ、ユーザーアカウントを移行でき、わかりやすいシンプルな操作画面、かつ簡単な操作でパソコンが苦手な方でも楽にパソコンの引越しができてしまうパソコン入れ替え支援ソフトウェアです。

この『EaseUS Todo PCTrans』はこんな方におすすめ!
こんな方におすすめ
- パソコンにあまり詳しくないけど、面倒なPCのデータ移行を簡単に済ませてしまいたい方
- PC内に保存されている無駄なファイルを削除して空き容量を確保したい方
- CドライブにインストールしたアプリをDドライブに移動して空き容量を確保したい方
それでは詳細を見ていきましょう!
気になるところまで読み飛ばす
EaseUS Todo PCTransでできることを見る
EaseUS Todo PCTransのおすすめ・残念ポイントを見る
EaseUS Todo PCTransでできること
この『EaseUS Todo PCTrans』を実際に触るまでは、単なる「パソコン引越しツール」という印象だったのですが、実際は違いました。
データ移行後の新しいPCから無駄なファイルを定期的に削除して快適に保つ機能が意外と便利でした!

これら3つの機能を実際に触ってみて検証しましたので本記事にてご紹介します!
PCからPCにデータやアプリやユーザーを移行できる
この『EaseUS Todo PCTrans』のメイン機能であるデータ移行機能。
大きく2つの方法でデータ移行可能です。
- 2台のPCのは同じネットワークに接続し、ネットワーク越しにデータ移行
- データを「イメージファイル」としてバックアップし、外付けHDDなどを介してもう1台のPCに移行する
「イメージファイル」とは、いろんなデータを一塊にした、1つの大きなファイルのことです。
ネットワーク経由でのデータ移行手順
まず最初の「ネットワーク経由のデータ移行」は、同じネットワークに接続された2台のPC間で、アプリやデータ、ユーザーアカウントなどの移行が可能です。
左側メニューのいちばん上部にある「PCからPCへ」を選択します。

あらかじめ2台のPCを同じネットワークに接続し、両方に『EaseUS Todo PCTrans』をインストールしておきます。
すると、自動的に相手先のPCを認識してくれます。

相手先のPCに接続する際、パスワードの入力を求められます。
大抵の場合は両方とも同じMicrosoftアカウントでログインしているケースがほとんどだと思いますので、そのパスワードを入力します。

接続に成功すると、どっち方向でデータを転送するかを選択します。
ちなみに、PC操作は1台で行います。
接続された側のPCのは画面が待機状態になりますが、受け取る側からも送る側からも同じ操作ができるので、接続順や操作方法に迷うことはまったくありません。

すると分析が自動的に開始され、どのアプリやデータを移行するかの選択画面が表示されます。
アプリは、分析結果が4つのカテゴリーに分かれて表示されます。
- 対応済みアプリ
- ほぼ対応済みアプリ
- 非対応アプリ
- 移行先に既に入っているアプリ
この中からどのアプリを移行するかをチェックをつけて選択可能です。


続いてデータです。
Windowsエクスプローラーと同じ操作感で、移行したいデータにチェックを入れます。
初期状態では、デスクトップとドキュメントにチェクが入っている状態ですが、他にもDドライブなど必要に応じてチェックを入れます。

選択が終わったら転送実行です。
あとは終わるのを待つだけ!

「転送」と言っても、元のPCからアプリやデータが消えるわけではないので、ご安心ください。

アプリを移行した場合は、移行先のPCを再起動してね~というメッセージが表示されますので、素直に再起動しましょう。
その後、動作確認を忘れずに実行してください。

試しに私が使っているメールソフト「Mozilla Thunderbird」を転送してみたのですが、問題なく起動したのは当然ながら、アカウント設定やメールデータもそっくりそのまま移行されていてビックリ!


一点残念だったのが、アプリの移行はできるけど、プログラム一覧のショートカットは移行されないということ。
アプリを起動しようとしても、Windowsメニューから開いてアプリの一覧に「Mozilla Thunderbird」がなかったので、最初の起動時に「Program Files」を開いて、アプリへのショートカットを作成する必要があります。

対策としては、デスクトップにショートカットがあればそれも移行してしまう(機能しない場合は作り直すしかないですが・・)という方法。

外付けHDDを使ってイメージデータで移行する手順
続いて2つ目のネットワークを使わず外付けHDDなどの外部ストレージを使用したデータ移行に便利な「イメージデータ」を使った移行方法の手順です。
左側のメニューから「イメージ転送」を選択します。

最初の画面で「イメージを作成」を選択します。
移行先PCでデータを復元する際には、「イメージファイルから復元」を選択しましょう。

イメージファイルのファイル名とイメージファイルを保存する場所を選択します。

次に、移行したいデータを選択します。

ここから先はネットワークのときと同様、移行したいアプリを選択します。

ファイルも同様。

設定が完了したらイメージファイルへの転送が開始されます。

イメージデータが完成しました!

確認してみるとこのとおり、一つのファイルが完成していました。
これを新しいPCに外付けHDDなどを利用して移動し、復元してやればデータを移行できるわけです。


PC内の大容量ファイルをスキャンして削除し、空き容量を確保できる
パソコンを長い期間使っていると、どうしても出てくるのが容量問題です。
写真データなどがPCに溜まっていき、空き容量がほとんどない方も少なくないのではないでしょうか。

根本的に解決するには外付けストレージを購入してデータを逃がす必要がありますが、手っ取り早く空き容量を確保したいときってありますよね。
そんなときに役立つのが、これからご紹介する「システムクリーンアップ」と「大容量アファイルの検出」です。
まずは「システムクリーンアップ」からご紹介します。
左側のメニューから「システムクリーンアップ」を選択し「スキャン」をクリックします。

すると、削減できるフィアルを一覧化してくれます。
こちらはWindowsのシステムジャンクファイル。
Windows標準搭載のウィルスソフト「Windows Defender」の不要なスキャン履歴や「各種ログファイル」など、トータルで約250MBの空き容量が確保できそうです。
ちなみに私の使っているPCからはWindows10で約1年使った状態でこんな感じ。

ブラウザのキャッシュも検出可能。エッジやChromeにも対応しています。
私はずっとChromeを使っているのですが、Chromeだけで500MBもの容量が・・・。

こちらは「大容量ファイルクリーンアップ」機能。

容量の大きいファイルを検出して、容量順にソート(並べ替え)してくれます。

結果がこちら。
一つ1GB以上のファイルがちらほら。
ここから先は、削除してもよいファイルかどうか一つ一つ判断しながら不要なファイルを削除していけば容量を確保できます。
3つ目の「installer.exe」なんかは不要なファイルっぽいですね。

PCの不要ファイル整理も、容量の大きなものからやったほうが効果が高いです。
一つファイルを削除するだけで1GB以上の空き容量が確保できるとか、どんだけ無駄なファイルを保存してたのよ!といったものが出てきたときの喜びといったら!
大容量アプリをDドライブに移動して、Cドライブの空き容量を確保できる
特にまずいのが、Cドライブの空き容量不足です。
Cドライブがいっぱいになると、PCの動作にかなりの悪影響を及ぼします。

なんてときに便利なのがこの「アプリ移行」機能です。
試しに私のPCにセットアップしているアプリのうち、いちばん容量を圧迫していた「GIMP2.0」をCドライブからDドライブに移行してみました。
左側のメニューから「アプリの移行」を選択。

するとPCのスキャンが始まり、移行可能なアプリの一覧が表示されます。
私のPCでいちばんCドライブを圧迫していたのは、画像編集ソフトの「GIMP2.10」で1GBの容量でした。かなりデカイ!
試しにこいつをDドライブに移動してみましょう。

操作は簡単で、移動したいアプリにチェックを入れて「転送」をクリックするだけ。

1GBのアプリをDドライブに移動するのに3分ちょいでした。

移動したは良いけどちゃんと動かないと意味がないので、動作テストをしてみたところ・・・。
全く問題なく起動しはじめました!

はいこのとおり!
全く問題なく動作し、きっちりCドライブの空き容量が1GB増えていました!


EaseUS Todo PCTransの概要
対応OS
主な謳い文句が「PCの移行ツール」なだけあって、いちばん古いOSのだとWindows XPにも対応しています。
対応OS
- Windows XP (32 bit)
- Windows Vista (32&64 bit)
- Windows 7 (32&64 bit)
- Windows 8/8.1 (32&64 bit)
- Windows 10 (32&64 bit)
- Windows Server 2003
- Windows Server 2008
- Windows Server 2012
- Windows Server 2016
- Windows Server 2019

注意ポイント
macには対応していないのが残念なところ・・・。
対応したアプリケーション
移行に対応したアプリケーションの一覧です。
対応アプリケーション
- MS Office
- Google Chrome
- WinRAR
- Line
- Spotify
- Adobe Reader XI
- Adobe Photoshop Lightroom
- Adobe Acrobat Reader
- AutoCAD
- Thunderbird
- iTunes
- Dropbox
- Skype
など
一般的によく使われるアプリケーションは対応していますね。一部、「AutoCAD」といった図面作成ソフトもふくまれているので、業務利用のPC移行にも使えそうです。
もちろんここに載っていないアプリケーションもスキャン結果に表示されますので、一度無料版でスキャンしてみて、移行可能かをチェックしてみるのをおすすめします。
『EaseUS Todo PCTrans』を使用するうえでの注意点
この『EaseUS Todo PCTrans』を使用する上で注意点が2つあります。
- アプリやデータを転送する場合、転送先のPCは同等またはより新しいバージョンのWindowsを搭載したPCじゃないといけません。
- ToDo PCTransは転送元と転送先の両方のPCにインストールする必要があります。

EaseUS Todo PCTransのおすすめポイント
ココがおすすめ
- 操作も移行方法も簡単で、PCを移行が楽にできる
- 1年ライセンスだと3,980円(税抜)からの良心的価格設定
- 移行が終わったあとも、データ容量管理に使える
- 無料版でお試し利用が可能

EaseUS Todo PCTransの残念ポイント
ココが残念
- アプリを移行した際に、Windowsメニューのプログラム一覧にショートカットができない(後で作り直せばOK)
- MACでは使えない
特に最初の残念ポイントは、PCにあまり詳しくない人だとせっかく移動したアプリを起動できない場合がありそうなので改善してほしいところ。
まとめ
『EaseUS Todo PCTrans』を見てきましたが、使ってみると非常に簡単で楽にデータ移行が行えるソフトだと感じました。
ユーザーインターフェースが非常にわかりやすく作ってあるので、パソコンにあまり詳しくない方でも抵抗なく使えるはずです。
無料版で動作確認もできるので、お使いのアプリが対応しているかも事前に確認できるところもGood!
『EaseUS Todo PCTrans』はこんな方におすすめ
- パソコンにあまり詳しくないけど、面倒なPCのデータ移行を簡単に済ませてしまいたい方
- PC内に保存されている無駄なファイルを削除して空き容量を確保したい方
- CドライブにインストールしたアプリをDドライブに移動して空き容量を確保したい方
以上、はしかん(@hashikan3)がお伝えしました。
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