こんにちは。空撮ドローンを物色中の、はしかん(@hashikan3)です。
今回、C-FlyのDREAMというドローンの実機を触る機会がありましたので、外観やスペックなどをレビューしたいと思います。
お困りくん
DJI Sparkが欲しいけど、ちょっと高いんだよな~
という方におすすめしたい機種なんですが、電波法に関して注意すべき事項もありますので解説していきます。
C-Flyとは
中国のドローンメーカーです。
「DJIのドローンに似せた製品を出してくるメーカー」という印象がありますが、そこそこ技術力はあって、後発ながらDJIのドローンと同等の性能を破格の値段で出してきます。
具体的な例を挙げると、「DJI Mavic Pro」の対抗機として「C-Fly OBTAIN」を出していますし、「DJI SPARK」の対抗機として今回ご紹介する「C-Fly DREAM」を出してきています。
C-Flyのドローンは日本の電波法に準拠した技適を取得している機種があまりないため、まだ日本ではそんなに有名ではありませんが、技適を取得した機種がリリースされたらDJIの独壇場である日本の市場がもっと活性化するのではないかと期待しています。
C-Fly DREAM の概要
それではDREAMの概要を見ていきましょう。
C-Fly DREAM のスペック
サイズ | 148(L) x 145(W) x 60(H) mm |
重さ | 258g(バッテリーとプロペラ含む) |
飛行時間 | 15分 |
最大速度 | 20km/h |
電波到達距離 | 800m |
最大飛行距離 | 3,000m |
GPS | GPS/GLONASS |
ジンバル | 2軸(ピッチ、ロール) |
カメラ操作範囲 | -90°~0° |
カメラ画質 | 1080P (写真:JPEG 2560 x 1440 動画:MP4 FHD 1920 x 1080) |
SDカード | Micro SD 最大64GB Class 10 または UHF-1 |
操作モード | モード1と2を切替可能 |
センサー | 6軸ジャイロ、オプティカルフローセンサー |
機体バッテリー容量 | 1,000mAh |
その他の詳細スペックはメーカーHPにてご確認ください。
C-Fly DREAM の特徴
高性能ブラシレス2軸ジンバル搭載
ジンバルとは、機体が揺れてもカメラを水平に保ってくれる機構のことです。
安いトイドローンだと、カメラが機体に直付けで機体が傾くとカメラも一緒に傾くので、風に煽られたりしてグラグラした映像になります。
ジンバルが付いていると、機体がグラついてもカメラは影響を受けないので、動画撮影時のブレを少なくすることができます。
この価格で高性能2軸ジンバル付きを実現しているDREAMはかなり優秀と言えます。
オプティカルフローセンサー搭載
ドローン本体の底面に搭載されたカメラセンサーで自機の位置を認識し、安定したホバリングを実現します。
GPSの入らない屋内でもこのオプティカルフローセンサーがあるおかげで安定したホバリングを実現します。
屋外ではGPSによる補正も入るのでもっと安定します。
カメラ角度を操作可能
プロポの左人差し指部分にダイヤルがあり、これでカメラの角度を水平~真下まで90°の範囲でコントロールできます。
これにより、カメラアングルを下から上に流すカメラワークを使った撮影が可能となります。
フォローミーモード
http://www.cfly-cn.com/en/Product/deram.htmlより引用
GPS機能を使って、プロポを追いかけるタイプのフォローミーモード搭載です。
カメラで人物や物体を認識するタイプのものではないので注意が必要ですが、しっかりと画角に被写体を捉えてから使う分には問題ありません。
フライアラウンドモード
http://www.cfly-cn.com/en/Product/deram.htmlより引用
被写体を中心にまわりをぐるりと一周してくれるモードです。
ウェイポイントモード
http://www.cfly-cn.com/en/Product/deram.htmlより引用
予め地図上にルートを設定してそのとおりに飛行させるモードです。
RTHやローバッテリーリータンなど安心機能も充実
http://www.cfly-cn.com/en/Product/deram.htmlより引用
その他にも、ボタン一つで離陸地点まで戻ってくるRTH(リターントゥーホーム)機能や、バッテリーが無くなって戻ってこれなくならないように自動帰還する機能など、安心機能が充実しています。
C-Fly DREAM の外観
それでは外観をチェックしていきましょう!
開封するとまずはDREAM本体が。
非常にコンパクトな印象です。艶のある塗装が高級感を漂わせています。
2段目にプロポやバッテリーなどの付属品が入っています。
内容物一覧
- ドローン本体
- プロポ
- バッテリー
- 充電器
- USBケーブル
- 予備プロペラ2個とアーレンキー2本
- スマホホルダー
DREAM本体は15cm四方の大きさなので、ちょうど良いサイズ感ですね。
2軸ジンバル搭載のカメラ。この2軸ジンバルのおかげで、安定した映像が撮影できます。
本体底面に搭載されているオプティカルフローセンサー。これで安定したホバリングを実現しています。
ブラシレスモーターとプロペラ部。この機種は細部を見てもちゃっちい感じが全くありませんね。
プロポを折りたたんだ状態。
アンテナを広げてスマホホルダーを取り付けた状態。横幅はDREAMと同じく15cmくらいです。
プロポの裏側。プロポのバッテリー容量は2,600mAhです。
今回見せてもらったものは技適マークがないものだったので、電源を入れられなかったのが残念なところ。
バッテリー。容量は1,000mAhです。
予備のプロペラが2個付属しているところは親切ですね。
USB充電ケーブルはMicroUSB to USB-A です。
本体の重さを計ってみました。
バッテリーを搭載した状態で255gです。カタログ値では258gなので、若干軽いですね。
プロポの重さも計ってみました。
プロポは219.2gでとても軽い!実際に手で持った感じもかなり軽いです。
バッテリー単体の重さは79.2gです。
C-Fly DREAM のキャリングバッグ
このDREAMを持ち運ぶのにぴったりなバッグがこちらです。
このように、DREAMが梱包されていたウレタンの緩衝材ごとスッポリと入れることができ・・。
キャリングバッグに付属のウレタンで蓋をしてベルトで固定できます。
バッテリーも頑張れば3個詰めることができます。
まとめ
ここまで実機を見てきましたが、一つ注意点があります。
日本国内で飛ばすには、きちんと技適を取得した機体を使用する必要があるという点です。
ココに注意
技適を取得していない機材を日本国内で購入することは可能ですが、運用すると電波法違反になりますので必ず技適を取得した機体を入手して運用しましょう。
C-Fly DREAM の特徴
- 高性能ブラシレス2軸ジンバル搭載で安定した撮影が可能
- オプティカルフローセンサー搭載で安定したホバリングを実現
- カメラ角度を真下から水平まで90°の範囲で操作可能
- RTHはフォローミーモードなど多彩な機能を搭載
以上、はしかん(@hashikan3)がお伝えしました。