こんにちは。自転車大好きはしかん(@hashikan3)です。
先日嫁から突然このようなLINEが届きました。

「自転車がいきなり倒れてきた!!!!!!!死ぬかと思った!!!!」
最初私は一体なんの事か判らず、てっきり交差点とかで無謀な自転車が嫁に突っ込んできて倒れかかってきたのかな?と思い?
「は?自転車?」
と返すとこんな写真が送られてきました。

!!!!!!!!!
この写真を見て一瞬で全てを悟りました。

え?バイクタワー倒れた!?
(※ミノウラ バイクタワー10 バイクピット3 にリコールが出ています。該当製品をご利用の方はご注意ください。)
バイクタワー倒壊!
バイクタワー倒れた!?
バイクタワーとは
ロードバイク等のスポーツ自転車用の自転車スタンドで、床から天井までの突っ張りポールに自転車を上下にまとめて収納できるスグレモノです。ローディーの家には必ずあると言っても過言ではありません。
メジャーなバイクタワーはこちらです。


しかもバイクタワー設置場所の横は嫁と子供が寝ているベッドです・・・。
(※このような設置状況でした・・・。)

一瞬で真っ青に・・・。

すぐさま状況を確認すると、幸いにも寝ている最中に倒れたのではなく、バイクタワー横の窓を開けようとしていたときに嫁の方に倒れかかってきて、慌てて倒れるのを支えて身動きが取れなくなったとのこと。
たまたま息子も家にいたので、息子を呼んで救助してもらったとのことでした。
幸い怪我もなく、掛けていた2台の自転車も無事でした・・・。

不幸中の幸いとはまさにこのこと…。
私が使用しているバイクタワーは約6年前に導入した「ミノウラ バイクタワー10」です。
実はかなり前からバイクタワーの突っ張り具合が「やばいよ~再調整してね~」という状態を示す赤いラインが出ていたにもかかわらず、放置していたのです・・・。
事故が置きてからでは時既に遅し・・・。
放置していたことを反省です・・。
で、家に帰ってどの程度突っ張りが緩んでいたのか改めて確認すると、

いやこれは倒れるでしょ・・。
しかしいつの間にこんなに緩んでいたんだろう・・・。
むしろ今まで倒れなかったことが不思議なくらいです。
しかし逆に考えると、「ここまで行くと絶対に倒れる!」ということを身をもって体験したので、「ここまで行く前に確実に再調整を行えば倒れない!」とも言えます。
もしバイクタワーを既にご利用の方やこれから設置をお考えの方はこうなる前に必ず再調整しましょう。
※バイクタワー10にリコール情報あり。
なんと調べると補強リングが締まりきらずに倒れるおそれがあるというリコール情報が!
で確認してみると・・・・。

見事にリコール対象でした・・・。
バイクタワー設置時の4つの安全対策
バイクタワーが倒れると本当に危険です!
必ず正しい設置方法で万全の対策を行いましょう。
その1 垂直に立てる
基本的なことなのですが結構重要です。
見た目だけで立てると実は斜めになっている場合が結構多いです。
取扱説明書にはこのような記載があります。
支柱は、前後左右どこから見ても垂直になるようにして立ててください。
傾いていると、荷重がかかったときに転倒しやすくなってしまいます。http://www.minoura.jp/data/storage/tower/biketower25d-j3.pdf
minouraバイクタワー25D取扱説明書 より引用
スマホの水平器でもある程度垂直にはなりますが、確実なのは前後左右の壁側面からの距離を天井と床それぞれで計って設置することです。
その2 「赤色インジケーター」が見えないよう設置する
取扱説明書にはこのような記載があります。
天井に突っ張って押し付けらerている上側ゴムカップから、赤い危険インジケーターが見えていないことを必ず確認してください。(図19)
もし見えてしまっていたとしたら、それは支柱が適正な長さよりも知人で短くなってしまっていることを意味します。
いったん支柱を取り外し、赤色インジケーターが隠れるくらいを支柱を伸ばしてから、もう一度手順に従って設置してください。もし正しく設置していたとしてもまだ支柱が縮んでしまって来る場合は、部品交換の手配をしますので、すみやかに自転車を下ろし支柱を取り外してから購入店か弊社までご連絡ください。
緩んだままでの継続使用は大変危険です。絶対にやめてください。http://www.minoura.jp/data/storage/tower/biketower25d-j3.pdf
minouraバイクタワー25D取扱説明書 より引用
再調整はたったの10分で終わりました・・・。
なんでこんなに早く終わるのに放置していたんだろう・・・。ただただ反省です。
バイクタワーを初めて設置してから約6年が経過していたのですが、ちゃんとマニュアルに書いてあるように赤いラインが見えたらきちんと再調整しないといけないですね・・・
調整後はこうなりました。

倒壊時の状況とは全く違います。
その3 樹脂ストラップまたは上側ゴムカップをネジ止めして支柱上部を固定する
さらに倒壊防止用の樹脂ストラップを支柱に巻きつけて天井にネジ止めするか、ゴムカップ自体を直接ネジ止めしましょう。

http://www.minoura.jp/data/storage/tower/biketower25d-j3.pdf
minouraバイクタワー25D取扱説明書 より引用
私のバイクタワーは「バイクタワー10」で古いモデルなので上側カップにネジ止め用の穴はないのですが、現行モデルの「バイクタワー25D」および「バイクタワー20D」にはちゃんと丸い凹みがあります。
こちらに関してもちゃんと取扱説明書に記載がしてあります。
商品に添付の樹脂ストラップは必ず使用してください。
樹脂ストラップを使用しないことによる転倒事故の責任は負いかねます。
天井や壁の材質により樹脂ストラップが使えない場合は、本商品の使用はご自身のリスクとなります。ビスは必ずしっかりとネジ止めできる構造材にねじ込んでください。石膏ボードなどの天井板や薄い壁板だけにねじ込んでもすぐに抜けてしまうため不適切です。
http://www.minoura.jp/data/storage/tower/biketower25d-j3.pdf
minouraバイクタワー25D取扱説明書 より引用
これで万が一突っ張りが緩くなって外れても最悪の事態は免れます。
その4 万が一倒れても危なくない場所に設置する
今回一番焦ったのが、バイクタワー倒壊により嫁と子供が負傷する可能性があった事です。
我が家も広い家ではないので、バイクタワーを設置する場所は限られています。
少し前までは物置部屋に設置していたのですが、物置部屋を子供部屋にしたときに仕方なく寝室に移動しました。
寝室なので当然ベッドがある訳で、倒れるともうベッドの上に倒れるしかありません。
そのため設置する場所についてはあらかじめ倒れた時の事を考慮し、廊下や袋小路など倒れたとしても完全に倒れずに反対側の壁に寄り掛かる状態で止まる場所に設置するとより被害を低減できます。
我が家も玄関近くの廊下に移す事にしました。
まとめ メーカーの取扱説明書に従って正しく設置・運用すれば安全です
今回の事故は取扱説明書どおりに赤色インジケーターが見えているにも関わらず再調整をしなかった私の怠慢が一番の原因と反省しております・・・。
次からは、少しでも赤色インジケーターが見えたらすぐに再調整をするよう心に決めました!
(そりゃあんだけ焦ったらそうなるよね・・。)
逆にきちんと指示を守って正しく設置すればそう簡単に倒れるような代物ではないのでもしこれから購入をご検討の方やご利用中の方の参考になれば幸いです。
もう一度赤色インジケーターを見ておきましょう。

ここまで行ったら100%倒れます!
倒れたら怪我もするしバイクも致命傷を負う可能性大です。
こうなる前に必ず再調整を行いましょう。
再調整は10分でできます!
以上、はしかん(@hashikan3)がお伝えしました。


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