本記事では、ふと「Zwiftって面白そうだな~」と思った筆者が、たまたま家に必要な機材が揃っていたのでやってみたところ非常に楽しかったので、おすすめの機材や実際にやってみた感想をご紹介しています。

自宅から出られない時期が長いと運動不足になりがちなので、このような室内アクティビティーで汗をかくのもおすすめですよ!
それでは詳しくご紹介していきます!
「Zwift」ってなに?
ご存知の方も多いと思いますが、「Zwift」は一言で言うと
室内で楽しめる「オンラインバーチャルサイクリング」です。

通常、自宅でロードバイクをローラー台にセットしてトレーニングを行う際は無言で漕ぎ続けるか、ツール・ド・フランスなどの動画を見ながら選手になりきって漕ぐわけですが、すぐに飽きます…。


そこでこの「Zwift」の登場です!
「Zwift」を利用すれば、PCやiPadなどのデバイスにインストールした「Zwift」を通じてたくさんのライバルたちと競争したり、一緒にサイクリングが楽しめるのです。
実際に自転車を漕いでいるスピードが「Zwift」に反映されますし、後述する「スマートトレーナー」というローラー台を使うと、上り坂になると自動的に負荷が増えたりします。
月額料金1,650円で利用でき、最初の7日間は無料で楽しめます。
「Zwift」を楽しむために必要な機材
「Windows PC」 と 「Antセンサー」を使用した構成の場合

私が実際に使用した機材一覧はこちら。
- ロードバイク
- ローラー台(ミノウラ LR340)
- Zwiftをインストールしたパソコン(iMac 24-inch, Early 2009)
- スピード・ケイデンスセンサー
- ハートレートモニター
- USBドングル
- ZwiftアプリをインストールしたiPhone6
- 扇風機
以前から「やってみないな〜」と思っていた「Zwift」ですが、必要な機材のうち「USBドングル」を持っていないからできそうにないな〜と思っていたら、持っていたんですねこれが。

こちらが「USBドングル」です。
古いGarminをお使いの方ならご存知だと思いますが、「USB Ant受信機」なんです。
これは私が以前使っていたランニングGPSウォッチ「Garmin ForeRunner 405 CX」に付属していたものです。
PCに接続し、ランニングGPSウォッチ内のアクティビティーデータをPC経由でクラウドに同期するためのアダプタです。
最近のGarminGPSランニングウォッチは、いちいちPCを起動しなくてもスマホとBluetoothで接続してアクティビティデータをクラウドにアップロードできますが、初期の頃のGarminGPSランニングウォッチはPCが必要だったんですね。
でもこれが功を奏し、追加の機材を購入しなくても「Zwift」ができる事が判明したので、早速やってみました。
これをお持ちでない方は、これだけ個別に購入する必要があります。
上記のものは純正品でちょっと高価ですが、互換品でZwiftにも使用可能なおすすめ品はこちらです。

使用したPCは古いiMacで、BootCampで「Windows 10 64bit」をインストールしています。
この世代のiMacだと、解像度「LOW」モードでフレームレートが大体 6fps くらいでした(笑)でもこれでも十分楽しめるので、問題なし!
ちなみに、Garmin Ant受信機のWindows用ドライバはこちらからダウンロードできます。


「iPad」などのiOSデバイスと「Bluetoothセンサー」を使用した構成の場合
「Zwift」アプリはWindows以外にも対応しています。
- Mac OS
- iOS
- Android

iPadやAndroidタブレットを使うと機材をシンプルに構成できるのでおすすめです!
「iPad」で「Zwift」を楽しみたい場合は、自転車側のセンサーはAntセンサーではなくBluetoothセンサーがおすすめです。
Antセンサーも使用可能なのですが、iPadでAnt信号を受信するためのアダプターをiPadに装着する必要があるので、追加の費用がかかったり機器構成が煩雑になるのであまりおすすめ出来ません。
おすすめのBluetoothセンサーが「トピーク デュオバンド スピード&ケイデンス センサー」です。
こちらの商品ですが、BluetoothセンサーだけでなくなんとAntセンサーも内蔵しており、オールマイティーに使えます。そしてお手頃価格。


これはコストパフォーマンス高いです!
iPadを目線の高さに固定するためのiPadスタンドはこちらがおすすめ。

さらに機材コストを下げたい方には、今お使いのTVに「Apple TV」を組み合わせる方法がおすすめです。
ハイスペックのPCやiPadを揃えるコストは結構馬鹿にならないのですが、Apple TVだと4K対応の「Apple TV 4K」ですら2万円ちょっとで購入できますし、大画面TVに映せるので迫力も臨場感も満点です!
ちなみにApple TV を使用する場合は自転車側のスピードケイデンスセンサーはBluetoothセンサーが必須となります。
また、Bluetoothが内蔵されていないPCで「Zwift」を楽しみたいときはこちらのBluetoothアダプタを接続すればOKです。


やっぱり機材構成はシンプルなほうがいいですよね!
Zwiftを実際に体験してみて分かった事実
WIndows PC と Antセンサーを使った構成で分かったことをまとめます。
Zwiftをやりながら、同時にGarminGPSウォッチでもスピード・ケイデンスセンサー や心拍のデータを受信できるか
結論から言うと、これは問題なく受信できました。
「Zwift」で新たに両センサーをPC側にペアリングしても、GarminGPSウォッチとのペアリングが解除される事はなく、ZwiftでPC側で受信しなから同時にGarminGPSウォッチでも受信可能です。
すべてのアクティビティデータを「Garmin Connect」で管理している自分にとっては、 これは嬉しい結果でした。
ただ、「STRAVA」に「Garmin Connect」も「Zwift」も連携していると、「STRAVA」でデータがダブる可能性があるので注意が必要です。
※「STRAVA」とは、トレーニングのアクティビティデータを共有し合う、アスリートの為のSNSのようなものです。
スマートトレーナーよりも、クラシックトレーナーを使った方が有利なのか
スマートトレーナーを使うと、負荷が自動的に変わるので、上り坂では当然キツくなります。
しかし、私が使用しているようなクラシックトレーナーは、負荷が変わりません。
ですので、「手動で負荷を変えるのか?」とか、そこら辺がどうなっているのかな〜と疑問だったのですが、実際にやってみて分かりました。
- 負荷は変える必要なし
- クラシックトレーナーでもキツい!(笑)
クラシックトレーナーを使っていて上り坂に差し掛かると、一定のスピードで漕いでいても「Zwift」上のスピードは極端に遅くなります。
そのため 、スマートトレーナーを使っている人に付いて行こうとすると、上り坂ではローラ台をブン回さないといけない訳です(笑)
そうすると、必然的にGarminGPSウォッチで計測した距離と、「Zwift」上の距離は相違が発生しますのでご注意ください。
あと、下り坂になると、漕ぐのを止めてタイヤの回転が止まっても、「Zwift」上ではスピードがどんどん上がり、坂道を下っていきます。まぁ、リアルでも下り坂では漕がなくても進んでいくので当然と言えば当然なのですが、よりリアルに近い挙動になっていて感心しました。
Zwift 実体験 まとめ
Zwiftは非常に楽しいです!
自宅に居ながらガンガントレーニングできるのはもちろん、10km走るごとにプレゼントが貰えて、選択できるウェアの柄が豊富になったり、バイクやホイールの選択肢が増えていったりしますので、モチべーションの維持にも繋がります。
また、オンライン上で仲間とレースしたり、毎日開催されているイベントレースに参加できたりと、今まで退屈だったインドアサイクリングが、いっぺんに楽しくなります。
これ、ハマるとスマートトレーナーが欲しくなってきてヤバイです(笑)
スマートトレーナーだと負荷が自動で変化するのはもちろん、石畳などの段差まで再現できるものまで存在します。
この段差再現機能を持っているスマートトレーナーがこちらの「Tacx Neo」です。
いやー。スポーツ界でもVRの進化が目覚ましいものがありますよね。
以上、はしかん(@hashikan3)がお伝えしました。
(そしてこのあたりのスマートトレーナーもZwiftに対応していますので、よりリアル感を味わいたい方にはスマートトレーナーをオススメします。)




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